庭やベランダを手軽に彩るなら、100均の素焼きレンガは手軽で扱いやすい素材です。コストが低く、軽量なので初心者でも試しやすく、並べるだけで雰囲気を変えられるのが魅力です。ここでは用途や耐久性、購入前の注意点から具体的な作り方、撤去まで、実用的なポイントを分かりやすくまとめました。これから始める方でも失敗しにくいよう、準備から仕上げまで順を追って解説します。
素焼きのレンガを100均で揃えてすぐ試せる実用アイデア

素焼きレンガは見た目がナチュラルで使い勝手が良く、ちょっとしたガーデン作業にぴったりです。ここでは、短時間でできる実用アイデアと、手軽に取り入れるコツを紹介します。
どんな用途に向いているか
100均の素焼きレンガは軽量で加工不要なことから、以下のような用途に向いています。
- 花壇の縁取り:土の流出を抑え、見た目を整えます。
- プランターの縁飾り:鉢周りに並べて雰囲気をアップします。
- 小径やアプローチ:歩行頻度が少ない通路に最適です。
- 飾り棚や簡易ステップ:段差を作らず装飾的に配置できます。
- 屋外小物の台座:植木鉢やガーデンオーナメントの下に敷くと安定します。
ただし、重量物の支持や頻繁に踏まれる場所、雨水での常時浸水がある場所には向きません。見た目のアクセントや軽作業用として使うのが無難です。設置の際は水平や隙間を意識すると仕上がりがよくなります。
耐久性と寿命の目安
100均の素焼きレンガは本格的な耐火レンガや外構用ブロックに比べると耐久性は控えめです。一般的に屋外での使用では数年〜十数年程度が目安になりますが、設置場所や環境で大きく変わります。
直射日光や凍結融解の激しい地域では割れやすくなるため、耐用年数が短くなることがあります。屋根のある場所や水はけが良い場所で使うと長持ちします。また、頻繁に踏まれたり重量物を載せると欠けやすいので注意が必要です。
メンテナンスとしては、汚れを落とす、目地の補修を行う、接着剤の劣化をチェックするといった簡単な点検で寿命を延ばせます。長期的に使うなら予備を保管しておくと補修がスムーズです。
購入前に確認したいポイント
買う前に確認しておくと失敗を防げるポイントをまとめます。
- サイズと厚み:用途に合った寸法かを確認してください。
- 色味と表面仕上げ:複数個購入して並べた時に色の差がないかチェックします。
- 欠けやヒビの有無:割れやすい個体が混じっていないか確認しましょう。
- 吸水性:水を含みやすいと寒冷地で破損の原因になります。
- 個数単位と在庫:足りなくなったとき同じロットがあるか確認しておくと安心です。
店舗によっては品質にばらつきがあるため、必要数より少し多めに買って、良品だけを選んで使うと仕上がりが安定します。
必要個数のざっくり計算方法
必要個数は目的と配置方法で変わりますが、ざっくり計算する簡単な方法です。
まず敷きたい面積(平方メートル)を測ります。次にレンガ1個の占有面積を求めます(縦×横をメートル換算)。必要個数は面積÷1個の面積で算出します。割り付けにゆとりを持たせるため、5〜10%ほど予備を上乗せしてください。
例:縦15cm×横7.5cmのレンガを1平米に敷く場合、1個の面積は0.1125×0.075=0.01125㎡(実際にはミリ単位で換算)。この方法で必要数を割り出し、余裕を見て購入します。
隙間を詰める敷き方や斜め配置にすると必要数は増えます。目地の幅や並べ方も考慮して計算するのが実用的です。
コストと時間のバランスを考える
100均素材の魅力は低コストですが、手間や時間とのバランスも大切です。短時間で見栄えを変えたい場合は「並べるだけ」や「積み重ねるだけ」で済む方法が向いています。
一方で長持ちさせたい、耐久性を高めたい場合は下地処理や接着、目地詰めなどを行う必要があり、作業時間と材料費(接着剤や砂利など)が増えます。DIY初心者ならまずは試作で小さな面積から始め、仕上がりや耐久性を確認した後に本格施工に移るとリスクを減らせます。
作業の手順ごとに必要な時間を見積もり、道具や材料を一度に揃えると計画が立てやすくなります。
買う前に知るべき注意点
100均の素焼きレンガは安価ですが、以下の点に注意してください。
- 強度は家庭用の簡易利用が前提で、車両の通行や過重には耐えません。
- 吸水性が高く寒冷地では凍結で割れるリスクがあります。
- 同一ロットでも色むらやサイズ差があるため、仕上がりに影響します。
- 接着剤や目地材との相性を事前に小さく試すことをおすすめします。
- 長期使用を考えるなら、定期的な点検と予備のレンガ確保が望ましいです。
小規模な装飾や季節ごとの模様替えなら非常に便利な素材ですが、用途に応じて施工方法を工夫することが重要です。
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100均の素焼きレンガで作る人気のガーデンアレンジ

100均レンガは少ない労力でガーデンを整えるアイテムとして人気です。ここからは具体的なアレンジ例と作り方のポイントを紹介します。
並べるだけで作れる花壇の手順
並べるだけで簡単にできる花壇は初心者に最適です。まず配置場所の地面を平らに整えます。草やごみを取り除き、必要に応じて軽く土を踏み固めておきます。
レンガは土に直接並べても問題ありませんが、安定させたい場合は細かい砂利を薄く敷いてから並べると沈み込みが抑えられます。まっすぐに見せたい場合はロープや長い木材をガイドにすると揃いやすくなります。
並べ終わったら内側に土を戻して植物を植えます。目地が気になる場合は細かい砂を詰めるか、低木のマルチング材で覆うと見栄えが整います。季節で植え替えたい場合は接着せずに置くだけにしておくと手入れが楽になります。
小道やアプローチの簡単な作り方
庭の小道として使う場合は通行頻度を考えて設計します。踏み固められた土の上に直に並べる方法が手軽ですが、沈み防止に砂利層を敷くと安定します。
- 手順の概要:
- 通路幅を決めて地面を平らにする
- 砂利を薄く敷いて突き固める
- レンガを並べ、ゴムハンマーで軽く固定する
- 目地に砂を詰める
レンガを斜めに置くなどデザインを工夫すると視覚的に長さを調整できます。重い荷物を頻繁に通す場所は避けるか、下地を強化してください。
プランター周りをおしゃれにする方法
プランターの周りにレンガを並べるだけで高級感が出ます。丸い鉢の周りに同心円状に並べたり、小さな囲いを作って鉢を浮かせるようにする方法が簡単です。
高さを出したい場合はレンガを2段に積み、耐候性のある接着剤で固定します。隙間に苔や小石、クラッシャーを入れると自然な雰囲気になります。鉢底の水はけを確保するため、完全に密閉せずに隙間を残すのがコツです。
ステップや段差を作るアイデア
低いステップや段差なら、レンガを横向きに積んで作れます。段差の高さはレンガの厚みによりますが、2〜3段で小さな段差を作るのが安定します。
基礎に砂利や砕石を敷いてからレンガを並べると沈みにくくなります。段差部分は滑りにくくするために表面を粗くしておくと安心です。側面をレンガで囲って見栄えを整えると、庭全体の統一感が出ます。
軽量素材と組み合わせて負荷を減らす
重さに弱い素焼きレンガは、軽量素材と組み合わせると負荷を分散できます。例えば発泡スチロールや軽量コンクリート板を下地に使い、その上にレンガを置くと強度を保ちながら軽さを維持できます。
また、レンガを全面に配置するのではなく、縁取りやアクセントとして部分的に使うだけで見た目を保ちながらコストと重量を抑えられます。
見栄えを良くする配置と色のコツ
色むらを生かしたランダム配置や、同系色でグラデーションを作ると自然な印象になります。並べ方は直線的に揃えるよりも、曲線を取り入れる方が優しい雰囲気になります。
アクセントに別素材(白い砂利や木材)を混ぜるとコントラストが生まれ、レンガの温かみが引き立ちます。定期的にブラッシングして汚れを落とすと色合いが長持ちします。
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購入から施工までを失敗なく進める具体的な手順

ここでは購入後から施工、メンテナンスまでの具体的な流れを解説します。順を追って準備すれば失敗を減らせます。
揃えておくべき道具と材料
基本的に必要な道具と材料は以下の通りです。
- 軍手、ゴーグル:安全対策
- ゴムハンマー:レンガを軽く固定するため
- 水平器(または長い定規):高さ合わせ
- スコップ・熊手:下地の整地用
- 砂利・砂:下地材や目地材として
- 接着剤(屋外用)や目地材:固定する場合
- 防草シート:雑草対策時に使用
作業内容に応じて接着剤や補強材を追加してください。材料は少し余裕を持って準備すると安心です。
下地の作り方と水平の確認方法
下地は安定性に直結するため丁寧に作ることが重要です。まず配置場所の土を掘り、雑草や有機物を取り除きます。次に細かい砂利や砕石を敷き、プレートや手で突き固めます。
レンガを置く段階では水平器を使って高さを確認しながら進めます。長い定規や木材をガイドにして一直線に並べると仕上がりがきれいになります。小さな調整はゴムハンマーで軽く叩きながら行ってください。
接着や目地処理の実践テクニック
屋外で長持ちさせたい場合は屋外用接着剤を使用して固定します。接着時はレンガの裏面と設置面を清掃してから塗布すると接着強度が上がります。
目地は細かい砂やセメント系の目地材を使って充填します。目地材は乾燥後にヒビが入ることがあるため、天候が安定している日を選んで作業してください。接着剤と目地材の相性を事前に小さく試しておくと失敗が少なくなります。
雑草対策と防草シートの取り入れ方
雑草対策としては、防草シートを敷いてからレンガを置く方法が有効です。シートを敷く際は重なり幅を確保して隙間を少なくし、周囲をテープや土で押さえて固定します。
ただし、完全に密封すると水はけが悪くなる場合があるため、排水経路を意識してシートを敷いてください。見える部分は砂利やマルチング材で覆うと自然な仕上がりになります。
補修や表面処理で寿命を伸ばす
表面の汚れや苔は定期的にブラシで落とし、ひび割れや欠けができたら早めに交換や接着補修を行います。保護のために透湿性のある防水剤を薄く塗布する方法もありますが、通気性を妨げない製品を選んでください。
小さな欠けは屋外用接着剤で埋めて補修できますが、大きな割れは交換した方が安全です。予備のレンガを保管しておくと補修がスムーズです。
撤去や移動時の安全ポイント
撤去や移動を行う際は無理に一度に大量を持ち上げないよう注意してください。軍手を着用し、腰を痛めないよう膝を使って持ち上げます。割れや鋭利な欠片がある場合はゴーグルや厚手の手袋で保護すると安全です。
再利用を考えるなら並べ方や接着を事前に緩めにしておくと撤去が楽になります。廃棄する際は自治体の指定ごみ区分に従って処分してください。
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100均の素焼きレンガで楽しむ庭とDIYの始め方

100均の素焼きレンガは、手軽に庭やベランダを彩る入門素材として最適です。まずは少量で試してみて、並べ方や配置の感覚をつかんでください。
小さな花壇や鉢周りから始め、徐々に範囲を広げることで失敗のリスクを抑えられます。施工時は下地と排水、接着のポイントを押さえれば見た目と耐久性の両方を確保できます。楽しみながら自分好みの空間を作ってみてください。
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